予定調和だけど面白い「コウノドリ」第3話 10月27日放送

「コウノドリ」は面白くて内容も良く出来ているドラマです。

パート１からのキャストのキャラクターもぶれていないし安心して観ていられます。

でも、その安心感ゆえ、予定調和に終わるというか。

佐野さん（高橋）の話もあれだけ優しい鴻鳥先生と助産師さん（吉田）が目を配っていたら最悪の結果にはならないと予測ができるし、

しのりん（星野）のような先生がいる事で話がきちんと現実味を帯びて行きます。

山崎さん（川栄）のような若くて少しおバカな妊婦さんの話があれば、佐野さんの苦しい話と調和がとれて見やすくなります。

山崎さんの話もただ軽快ではなく今、賛否両論の無痛分娩について提議しているし、

山崎さんみたいな心臓病の病後の人には、

無痛分娩が必須な事も優しく諭してくれます。

最近の話題性を狙った突っ込み所満載のドラマを見慣れたせいか、

良作をみると普通に夢中で観てしまいあまり心にひっかからないのです。

唯一、心にひっかかったのは現実主義のしのりんの行動力の源はいつも鴻鳥先生の気持ちを考えての事。

しのりんは鴻鳥先生の気持ちに敏感過ぎる。

2人の絆が強すぎて医師として尊敬しあえる友情以上の関係に見えてしまいます。

それは綾野剛がゲイの役が多かったせいなのでしょうか？

これは、私の物事を純粋な目でみる能力が低下したせいですね。残念。